mimi5577のブログ

とりとめのないブログです。よかったら見ていって(^_-)-☆

専業主婦への憧れとリスク

婚活などで「専業主婦」を希望する女性が多くいる。仕事などのストレスで心身ともに疲弊をして、専業主婦へ逃げたいと思う人がいるのだと思うが、今時「専業主婦」でいる方がリスクが高いのではないかと思う。

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現在も男性は自分の妻が「専業主婦」だと、家事・育児は妻の仕事で、責任をもって家庭を守るのは当たり前といった固定観念が染みついている。世の女性たちは結婚相手には「年収500万円以上」と条件を付けているが、これは自分が専業主婦になっても暮らしていけるかなぁ~と漠然と算出した数字ではないかと思う。

女性が専業主婦になると、まず子供を期待される。順調に子育てをして、気が付けば「○○ちゃんのお母さん」になり、家事・子育て・パートと忙しい毎日を過ごし、気が付けば、40歳をすぎ、忙しい旦那とすれ違い生活で、夫婦仲は冷え切っているというご家庭は少なくはないと思う。旦那の定年後は旦那が勝手に「妻との旅行」を計画し、妻は旦那と一緒に旅行だなんてこりごり。すでに妻や子供の心は自分から離れている事に、旦那だけが気づいていない。これは独身の私が言うのも何だが、SNS情報や自分の叔母もそんな感じだ。そして男性は「家族の為に頑張って働いてきたのに・・・どうして家族の心がはなれてしまったのか?」わからずじまいだ。

一生懸命に家族の為、働いてきた男性の気持ちもわからなくもないが、女性の真理はそういった事ではないのだ。日々の些細なことの積み重ねなのだ。65歳以上の女性たちは、老後の年金生活の事を考え、家庭内離婚を選び、嫌気がさした旦那との生活を選択している女性が多いが、現代の中年女性は、離婚を考えたときは、取り合えずすぐには離婚はしない。自分の仕事を探し、経済的自立を果たしたうえ、離婚に踏み切る。もっと進んだ人は、不倫関係の人を見つけ、時が来れば「再婚」を考えている人もいる。

ここで「専業主婦」になるリスクを考えてみる。専業主婦になると経済的に旦那を頼わざるを得ない。旦那から渡されたお金で日々の生活をやりくりしないといけない。経済的主導権のある旦那は妻に、家事・育児を担う役割を当たり前のように与える。子供が出来るとその傾向は顕著になり「専業主婦=家政婦化」の状態になる。旦那は自分が稼いでいるのだから、家事育児は妻がするのが当然だと思い、感謝などしない。家族の問題を旦那に頼ろうと相談をしても「忙しいから」と言って取り次ぐ島もなく、自然と旦那抜きで、子供や家族の問題を解決せざる負えなくなっていく。気が付くと40歳をすぎ、仕事を見つけようとしても、何のスキルもなく、パートなどに落ち着いてしまう。結婚をしても働くことを選んだ人と、専業主婦を選んだ自分を比べて、がっくりと肩を落とす人も少なくはないと思う。今の時代、結婚=安泰な人生ではないのだ。結婚をして子供ができ、幸せそうに見える家庭でも、離婚を考えている女性は少なくはないと思う。少し前に「熟年離婚」という言葉が流行ったが、女性も離婚をするには「経済的自立」が必要。

今回「専業主婦」を非難をしているわけではなく、専業主婦をあえて選んでいる人もいると思うし、それで自身が幸せならそれでいいと思う。しかし、専業主婦であっても、家族以外の繋がりを持つことをお勧めする。家族以外の繋がりとは、ボランティア活動でもいいし、自己啓発の為、資格を取りに学校へ通うなど、家族から離れて過ごす時間を持ってほしい。家族以外の世界に身を置くことで、冷静にふるまう事があると思うので、是非、家族以外とのつながりを持つことをお勧めします。

 

非婚時代

お隣の国「韓国」で、結婚をしない宣言をする女性が増えている。韓国は特殊な国で、一昔前の日本のようだ。韓国では結婚をしたら、婚家に嫁ぐことが当たり前で、嫁ぎ先の家族の中で孤立する人が多い。結婚をすると完全に自由を奪われ、お嫁さんの家事・育児は当たり前で、嫁ぎ先の親の面倒もみないといけない。まるで「おしん」の世界だ(>_<)。

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韓国で「非婚」を宣言した女性たちは、世間から冷たい目で見られたり、差別されたりするみたいだが、多くの韓国女性には支持されている。

日本は私も含めてだが、自然と「非婚」になっている。両親を見ていると「結婚」にメリットを感じない。結婚という形の意味はもうないのではないかと思ってしまう。フランスでは「事実婚」が認められている。平安時代の貴族は「通い婚」だ。

現在の日本の離婚率はすごいことになっている。私たちの子供の頃には、親が離婚をした子供はクラスに1~3人くらいだったが、今やクラスの半数くらいは、親が離婚をしている。もうここまで離婚率が増えると、結婚の意味はないように思う。女性が結婚をしたら、名字が変わり、いろいろな手続きを女性がしないといけない。離婚をしても、名字が変わるので、いろいろと手続きをしないといけない。現在は結婚をしても、旧姓のままで仕事ができる場合があるが、役所の手続きは旧姓のままではいけない。銀行の通帳・キャッシュカード・運転免許証、ありとあらゆる証明書の変更が必要だ。男性はそのままでもいいが、女性には一気にその負担がのしかかる。日本では別姓は認められていない。日本では結婚をすると、どちらかの姓を選ばないといけない。結婚のときはラブラブなので、そういった手続きも苦にならないかもしれないが、離婚となるとかなりの負担。

日本も韓国に負けじと、いまだに男性の親の介護を、奥さんに任せようとする人が多い。男性がSNSでお悩み相談を投稿していたが、すごく自分勝手だなぁ~と呆れてしまった。投稿内容は、自分の親がボケて介護が必要になって、奥さんに介護を頼んだが、断られた。奥さんは以前にお姑さんと同居をしていたが、お姑さんにいびられ、うつ病になったらしく、その時に旦那さんは奥さんの見方をしてくれなかったことがあったらしい。男性は仕事が忙しく、母親の介護は無理で、介護施設に預けるにもお金がかかるので、奥さんに協力してほしいといった内容だった。やはりこの投稿の回答の多くが、男性が自分の母親の面倒を見るべきで、奥さんに頼るのはお門違いとの内容が多かった。この男性は、介護をタダで奥さんに押し付けるのか?といった厳し内容だった。しかし、こういった考えの男性は日本にはまだまだ多く存在する。

婚活市場でも、未来の奥さんに親の面倒もお願いすることを前提として、婚活をしている男性も少なくはない。親の介護は大変だ。施設にもなかなか入れてもらえず、親が遠く離れて暮らしているとなおの事だ。しかし、男性は自分の親の介護は奥さんがするものだと思っている人が沢山いて、それを目的とした婚活もある。っぞっとする😖

WinWinの関係でいられらるカップルは、絶滅危惧種の日本。韓国と変わらない。

産まない自由

世の中は「少子高齢化」で若い人に子供を産むように推奨している。

一般的に女性は母性があり、子供を可愛いと思うはずと思われている。しかし、女性みんなが結婚をしたら子供が欲しい(産みたい)とは思ってはいないのだ。

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子供がいる友人が「人生をやり直すなら、子供のいない人生を選ぶ」と言っていた。彼女は別に自分の子供が憎いわけでもなく、すごく可愛がっていた。男性は知らないかもしれないが、日本の女性の子育ては大変だ。いまだに家事・育児は女性がするもの、といった固定観念は、なくなってはいない。乳児の時は、24時間365日、赤ん坊と一緒に過ごさないといけない。家の近くに頼れる親がいればいいが、そうでないと自分一人に責任がのしかかってくる。世の中の冷たい目を感じながら、泣き叫ぶ赤ん坊をあやし、乳母車を抱え、階段を駆け上ったりと、子育てママは過酷だ。子供が幼少期になると、ほとんどの母親が「ママ友」の輪の中で理不尽に耐えないといけない。本人的には頑張っているが「親としてなっていない」とか「子供がかわいそう」などと、何も知らないのに、見ず知らずの人などに言われたりすると、やってられない。

愛しい子供のためとはいえど、人生の6~10年くらいを子供のために耐えないといけない。これは結構なストレスだ。そして今の時代、ほとんどの子供が大学へ進学する。そうなると、教育費にお金がかかる。子供を1人育てるのには、結構な経済的負担もある。

全ての女性が完璧な母親になれるとは限らない。「親ガチャ外れ」などと最近言われているが、親も人間なので、子育てが嫌になるときもある。子育てに疲れ果て、言ってはいけない事を子供や家族に口にしてしまう。そういう自分が嫌になり、また子供や家族にあたってしまう。負の連鎖に陥ってしまう人もいるだろう。

子供への虐待は別として、親と合わなかったり、親に八つ当たりや、キツイ事を言われたりした人達が結構いらっしゃるが、大人になると、なんとなく親の気持ちがわかる。私の親も子供の事にかまってはいられなかった。親戚の勧めで、二十歳でお見合い結婚をし、夫の商売を手伝いながら3人の子供を育てた。保育所にあづけられたが、商売が忙しく、毎日のようにお迎えが遅かった。参観日や運動会は来ていたが、忙しくてあまり長居をすることはなかった。私の母親は古い考え方の人で、学校の三者面談での進路相談でも先生に「女の子なのでそんなに学を付けなくてもいい」と言っていた。両親はよくケンカをしていたし、両親にはあまりかまってもらえなかった。昔の親は、結婚をし、子供をもうけるといったことが当たり前になっていて、女性の多くがそのことに何の疑問を持たなかった。しかし、女性の中には子供が特に欲しいわけでもなく、流れに任せて子供を産み育てていくうちに、子供にイライラしたり、子供のせいで自分が犠牲になっている事への理不尽さを感じてしまううち「毒親」や「親ガチャ外れ」などと言われてしまうのだと思う。

現在の「少子高齢化」問題は、産みたいのに産めないことが問題であって「産まない自由」とは別物だと理解してほしい。

女性が結婚したからといって、子供が欲しいと思っているとは限らない事を男性にも理解してほしいし、もっと女性の役割について、考えて欲しいと思います。現在の女性は結婚したからといって「母親」になりたいわけではなく、男性とパートナーとして、1人の女性として結婚したわけなので、女性に母親を求めるのはナンセンスですよ!

独身の私が言うのはナンセンスかもしれませんが、女性はもっと自由になってもいいと思う今日この頃。

 

理想のパートナー💑とは?

3年ほど前に父がこの世を去った。母は父が亡くなった時に、ちょっと「ほっ」とした感じだった。すごく悲しいわけではなく、寂しくなったなぁ~といった感じだろうか。涙に暮れることもなく、葬儀も粛々と終わった。父は複雑な家庭環境で育ったせいか、自分勝手な人だった。亡くなる3年くらい前から認知症になり、本当に大変だった。そして常々、私が母に「お父さんより1日でも長生きしてくれないと困る!」と言っていたせいか、母も父を見送ったことで、肩の荷が降りたのだと思った。

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夫婦にはいろいろな形があるというが、ウチの両親とは真逆の夫婦関係の人がいる。

料理研究家で皆さんもよくご存じだと思うが、栗原はるみさんがそうだ。彼女は1年ほど前にご主人を亡くされている。栗原はるみさんの娘さんの栗原友さんがインタビューでお母様とお父様のご関係を語っていた。

父は2019年8月、半年間の闘病の末に肺がんで亡くなりました。46年連れ添った母は傷心のあまり眠れず、食事もとらずに泣いてばかりいました。あれほど誰かのために悲しめるってすごい。夫婦ってなんだろうと考えてしまいました。いまの私は、夫のためにあそこまで悲しめない気がする(笑)。父と母の結びつきは、それだけ強いものだったんだと思います。

悲しみに暮れても、母は仕事を休みませんでした。そこが母のすごさであり、一方であの忙しさで悲しみを紛らせているところもあるのでしょう。仕事があってよかった。そういう意味でも、父が母に仕事をするよう勧めたのは、大正解だったんじゃないでしょうか。

私が幼かった頃の父はテレビ番組のキャスターをしていて、母は専業主婦でした。それが父に「僕の帰りを待つだけの女性にならないでほしい」と言われたとかで、料理番組の裏方の仕事を始め、あっという間に人気料理家として活躍するようになりました。(婦人公論栗原友「父を悼む母・栗原はるみに、いま何をしてあげられるのか。家族でも、癒やせないことがある」)

栗原はるみさんの旦那さんは、自分が忙しく働いているにも関わらず、奥さんを家の中に閉じ込めることはしなかった。側にいて、いち早く彼女の才能に気づき、彼女の背中を押したのである。彼女の料理本にも度々旦那様が登場されていて、楽しそうにお二人並んで料理をしているお写真を拝見した。彼女の旦那様は美食家であり、彼女の良きアドバイザーでもあったと思う。夫婦関係以上に、いろいろな意味でのパートナーだったのだと。

もう一方は、数々の人気番組の司会でおなじみの「芳村真理さん」。彼女の旦那さんは10年間の「遺伝性の認知症」を患い、闘病の末2年ほど前に亡くなった。彼女も「彼がいない世界は色あせて見えた」と亡くなった旦那様の事をとても悼んでいらした。彼女の旦那様も敏腕ビジネスマンであったが、彼女の仕事の良きアドバイザーでもあったようだ。彼女は女優をしていたが、旦那様のアドバイスで、司会業に転身し数々の人気番組の司会者に抜擢された。その陰には、彼女の仕事の良し悪しを旦那さんが的確にアドバイスしていたようだ。影となり、彼女の才能を見抜き、応援をしていたようだ。

40年くらい前の日本の家庭は、子供が小さいうちは母親は専業主婦で、家事育児を母親が全て担うのが普通だった。経済的理由もなく、小さな子供を置いて働きに出るのは、周りから怪訝な顔をされることが多かった。そんな時代に奥さんが働きに出ることを推奨し、応援をする男性は珍しい事だ。

やはりお二人に共通することは、○○ちゃんのお母さんの人生ではなかった。もちろん経済的に裕福な家庭だったことも、幸せなことだとは思うが、1人の女性として生きてこられた感謝の気持ちを、旦那さんに対して思える事は、夫婦関係を長く続けていくうえで大切なことなのだと思った。お二人の旦那様は奥様の才能を良く知っていて、自分の奥さんに尊敬の念もあったのではないかと思う。でないと仕事を勧めたりはしないだろうし、お二人とも(栗原はるみさんと芳村真理さん)それに応えるべき、努力もそうとうされたと思う。しかし、あの時代に女性が家庭を持ち、男性に交じって一線で活躍するには、夫の支えは必要不可欠だっただろう。

そして、お二人の旦那さんに共通するもう一つの事は、お二人の旦那様は大変なおしゃれな方だったようだ(お会いしたことはないが、お年を召されても、身なりに気を使っていらしたようだ)。多分、おしゃれな人はパートナーにもセンスを求めると思うので、旦那様の影響もあり、お二人(栗原はるみさんと芳村真理さん)には、身なりや生き方にセンスがあるのではないかなぁと思ってしまう。

現代社会は共働きが普通になってきている。しかし、家事・育児の負担は大きく女性側にのしかかってくる場合が多いのではないかと思う。男性が女性の仕事に理解を示しているように見えても、いざ家事・育児分担になると男性は弱腰になるのではないかと・・・。たとえ奥さんが専業主婦であっても、家事・育児をするのが当たり前だと思わないでほしい。

自分が亡くなった時、奥さんにどれだけ惜しまれるのか?男性の真価が問われる時なのではないかと思う。夫婦の形はいろいろあれども、今回のお二人(栗原はるみさんと芳村真理さん)の旦那様のお話を垣間見ると、世の男性は奥さんを1人の女性として、一人の人間として接してほしいと思いました。もちろん、女性も感謝の気持ちを忘れず(/ω\)にしないとね!って、独身なのでこのブログは説得力ないけど・・・(/ω\)素敵なご夫婦の形をご紹介したくて、このブログを書きました。

辛いときは逃げて!

先日、厚生労働省が2021年自殺対策白書の概要を提示した。

今回のブログは、大変デリケートなので、辛い思いをされている方は、閲覧を控えていただくよう、強く勧めます。

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厚生労働省の2021年版自殺対策白書の概要が28日、判明した。新型コロナウイルス感染拡大が起きた20年の自殺の状況を過去5年平均(15~19年)と比較、分析した結果、増加が顕著だった女性の自殺の中で「被雇用者・勤め人」が381人増と大幅に増え、原因・動機では「勤務問題」が最も大きく増加したことが分かった。

 20年の自殺者数は2万1081人(前年比912人増)。男性は11年連続で減少したが、女性は2年ぶりに増加した。

 「勤務問題」の内訳について過去5年平均との比較で増加数が多かったのは「職場の人間関係」(39人増)だった。(西日本新聞

「働く女子」の自殺者が増加している。そしてその多くが非正規雇用の女子。私も長らく非正規で働いていて、何度となく理不尽な思いをしました。正社員だった時も理不尽なことがあったが、非正規だと簡単に切られてしまう。気に入らない事や意にそぐわない事があると、簡単に切られてしまう。契約を切る理由が、仕事上の問題ではない事が多く、日本の闇を感じずにはいられない。

非正規の人で、本当に辛いときは、我慢しないで、逃げてほしい。本当に辛くてお金がない時は生活保護の道も考えてもいいと思う。以前にもこのブログで書いたが、自分を一番に考えてほしい。

mimi5577.hatenablog.com

日本の正社員の特徴は(あくまで一般論ですが)、派遣社員が活躍することを嫌います。自分より派遣社員が仕事ができたり、バリバリ働くことをよしとしません。特にこの傾向が強いのが、同じ職場内の女性正社員さんです。実際に私がある企業に派遣で働いていた時に、正社員女性が電話で「英語ができるのがちょっとねぇ~」と話しているのが聞こえた。多分私の事だと思ったけれど、その正社員の方は、会社の費用で英語を習ったみたいだが、全くダメだったようだ。もうお気づきだと思うが、正社員女子の多くはプライドが高く(特にお局クラスの方)、自分より何かに秀でていると気づくと潰しにかかります。

そして、男性社員の多くは、そういった事を遠くから眺めているだけで、何もしません。そして、派遣女子は孤立してしまいます。

いろいろと派遣法が改正されるが、どれもこれも企業に甘いものばかり。そこで私は以下のようにして欲しいと考えました。

①派遣切りを企業側からするときは、給料(月額)の2~3ヵ月分を退職時に支払いの義務化。

②派遣切りを企業側からする場合は、派遣切りする人数の制限を設ける。例えば、1~10人派遣を雇っている企業は派遣切りできる人数は3人までで、3人を超えた場合は半年~1年派遣を雇ってはいけない。11~30人の派遣を雇っている場合は総数で20人以上派遣切りをした場合は1年以上の派遣雇用の禁止。31~100人の派遣雇用者は1回の派遣切りの人数は派遣総数の半分までで、最大5回までで、5回を超えた場合は2年以上3年以下の派遣雇用の禁止。

③派遣雇用をする場合は、派遣人数の割合(5~20%)に合わせての正社員登用の義務化。

④派遣雇用する場合は、最低時給を1200円以上に設定。

このくらいをしないと、日本のお仕事女子はやっていられないし、本当にみんな海外(主にアメリカ)に移住したほうがいいかもしれない。

本当に日本の社会は女性蔑視が過ぎるように思う。女性の職業は、賃金が低く設定されていて、非正規の場合が多い。女性が多い職場でも、責任者は大概男性だし、女性独特の職種(保育士・介護士)などは、賃金設定が低い。同じ内容の仕事をしていても、男性より女性の方が賃金が低い。

いつまでたっても、日本は日本女性にとって、生きづらい国なのだと思ってしまう。

金余りがもたらす、強欲社会

少し前に「パナマ文章」が開示され、多くの有名人や政治家の名前が挙がっていた。お金持ちは使いきれないくらいのお金があっても、もっともっとお金が欲しいのだろう。時代劇に出てくる悪徳商人が「いくらあっても邪魔になるものではございません」と言って、お代官様に裏金を渡すシーンを思い浮かべてしまう。「お前も、悪よのぉ~」。

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今回、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が新たに入手したタックスヘイブン租税回避地)の関連資料は、「パナマ文書」「パラダイス文書」を大きく上回るものだったみたいだ。今回の文書は「パンドラ文書」と名付けられたみたいだが、開けてはいけない箱を開けたことにより、世界の首脳や政治からが大量にあぶりだされたみたいだ。

「パンドラ文書」は、金と権力をもつ世界の大物たちが資産を隠し、税を回避し、時にマネーロンダリング資金洗浄)をしていたことを示す、1200万件近くのリーク書類だ。

「パンドラ文書」は、書類約640万点、画像約300万点、メール100万点以上、スプレッドシート50万点近くからなる。

これまでに以下が明らかになった。

  • イギリスの不動産1500軒超がオフショア企業を通じた購入であることが判明。こうした不動産の所有者には、汚職疑惑のある個人も含まれていた
  • カタールの首長一族が、ロンドンの高級住宅をめぐり1850万ポンド(約28憶円)を脱税していた
  • イギリスの実業家サー・フィリップ・グリーン夫妻が、経営破綻したブリティッシュ・ホーム・ストアを売却した後、高級不動産を買い占めていた
  • 英保守党の著名な資金支援者が、ヨーロッパ最大規模の汚職スキャンダルに関わっていた
  • ヨルダン国王が、ひそかに所有していた会社を通して、イギリスとアメリカの不動産購入に7000万ポンド(約105億円)を使った
  • アゼルバイジャン大統領の家族が、4億ポンド以上の価値があるイギリスの不動産の取引にひそかに関わっていた
  • チェコ首相が、フランスの邸宅2軒を1200万ポンドで購入した際に利用したオフショア投資会社について、その存在を公表していなかった
  • ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領の家族が、オフショア会社のネットワークを数十年にわたってひそかに所有していた

このほか、世界の有力者(90カ国の330人を超える政治家など)がどのようにして、国外の会社を使って資産を隠していたかも判明した。

正確な額を示すことは不可能だ。ICIJは5.6~32兆ドルと推定している。国際通貨基金IMF)は、タックスヘイブンが利用されることで、世界全体で最大6000億ドル分の税収が失われているとしている。

グローバル・フィナンシャル・インテグリティのクマール氏は、社会が損害を被っていると説明した。「資産隠しは、他の人たちの人生に直接影響する(中略)。子どもたちの教育や健康、住宅確保に影響が及ぶ」。(BBC News Japan)

まず、平民の私が思うことは、世界にはこんなにもお金が余っているのだと。そして、資産隠しのために作った会社の人が、このお金をごっそりネコババしたら世界は一体どうなるのだろうと・・・( 一一)。

今回、パンドラの箱が空いたら困る日本人は、どのくらいいるのだろうか・・・と。今、ハラハラドキドキでこのニュースを気にししている人達はさておき、こういったお金の流れの対策を早急に、日本政府は行わないといけないのではないかと。

岸田内閣は金融所得の課税に取り組むみたいだが、今回の課税がきっかけで、タックスヘイブンへのお金の流出が加速するのではないかと思う。ここで、金融所得がどういったものか?おさらいをしておこうと思う。私には全く関係のない世界なので、いままで知らなかったが、金融所得が1億円を超えると、金融所得税が下がっていたのだと・・・。

高所得者層で所得税負担率は低下

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なんと、金融所得が2000万円の人と100億円以上の人と、税額があまり変わらなくなっている。金持ちは益々金持ちに、貧乏人は益々貧乏にの負のループ😱

今回の税制改革で、こういった税の不公平にメスを入れるみたいだが、大金持ちの人たちは当然税対策を考えるだろう。そういった人たちの行き先は・・・そう、タックスヘイブンへ!となるのではないかと思う。今の法律ではタックスヘイブンの地域に会社を設立し、税の支払いを合法的に回避できたりする。

タックスヘイブンはかつては資金洗浄などの温床で知られていたが「パナマ文書」の出現で、多くの税金逃れの方法の1つとなっていることが露呈した。

今回の岸田内閣の「金融所得税」の改革と同時に「タックスヘイブンへの資金流出」の対策を行って欲しいと思うのは私だけだろうか・・・。

多くのお金が島国日本から、もっと小さな島国へ流れてゆくのは、もう止められない。

 

日本から天才がいなくなる!

米国プリンストン大の上席研究員で、気象学者の真鍋淑郎さんが、2021年のノーベル物理学賞に選ばれた。真鍋さんは早くから、米国へ渡り、気候変動の研究に尽力された。

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真鍋さんは米国籍を取得されていて、今後も日本に戻ることなく、アメリカに居続けるようだ。

ノーベル賞受賞を受け、プリンストン大学で行われた記者会見では、なぜ国籍を変更したのかという質問が上がった。

「おもしろい質問ですね」と答えた真鍋さんは、国籍を変更した理由について、「日本の人々は、いつもお互いのことを気にしている。調和を重んじる関係性を築くから」と述べ、以下のように語った。

「日本の人々は、非常に調和を重んじる関係性を築きます。お互いが良い関係を維持するためにこれが重要です。他人を気にして、他人を邪魔するようなことは一切やりません」

「だから、日本人に質問をした時、『はい』または『いいえ』という答えが返ってきますよね。しかし、日本人が『はい』と言うとき、必ずしも『はい』を意味するわけではないのです。実は『いいえ』を意味している場合がある。なぜなら、他の人を傷つけたくないからです。とにかく、他人の気に障るようなことをしたくないのです」

その上で、真鍋さんは、アメリカではやりたいことをできる」と語る。

アメリカでは、他人の気持ちを気にする必要がありません。私も他人の気持ちを傷つけたくはありませんが、私は他の人のことを気にすることが得意ではない。アメリカでの暮らしは素晴らしいと思っています。おそらく、私のような研究者にとっては。好きな研究を何でもできるからです」

真鍋さんによると、研究のために使いたいコンピューターはすべて提供されたという。米国の充実した研究環境や、資金の潤沢さを伺わせた。

最後には、「私はまわりと協調して生きることができない。それが日本に帰りたくない理由の一つです」と語り、会場の笑いを誘った。(HUFFPOST)

アメリカは高みを目指す人にとっても寛大だ。その証拠に、才能のある人の亡命をたくさん受け入れている。アメリカの学校は飛び級が認められている。年齢や国籍など関係なく、才能のある人の意見を聞く。才能のある人間を普通の人間の枠にはめようとはしないのだ。

私は、真鍋さんのように天才でもないし、普通の人間だ。こんな私でも、アメリカの大学での授業で意見を求められた時があった。私のつたない英語でも教授や生徒たちみんなが、キチンと私の意見を聞いてくれた。

私がアメリカのモールで化粧品を選んでいた時のことだったが、友達に「どれがいいと思う」と相談をしていたら、化粧品売り場の店員さんが「あなたはどれがいいの?」と聞いてきた。その時「はっ」とした。私は自分のものを決めるのに、周りの意見で決めていたのだと。私は知らず知らずのうちに、自分の事を決めるのに、周りに合わせる癖がついていたのだと気が付いた。

真鍋さんの言葉は、とても日本の社会の真理をついている。日本は本当に横並びが大好きな国だ。「和」を乱すものは排除される。LBGTなども最近はかなり認められてきているとはいえども、まだまだ海外と比べると根強い差別がある。会社の会議でも、発言の多くは男性が中心。男性リードの風潮だ。仕事を効率的にするために、やり方を変えようとしても、従来のやり方を長年それでしている人がいるので、変更をすることを阻まれることがあった。どの企業でも、重要なポジションは男性で、サブは女性といった構図は変わらない。今回の岸田内閣のレットカーペットの顔ぶれを見れば、これぞ日本の縮図といったところだろうか。

「和」を重んじる日本の風習を支持するひとは多いが、天才にはこの「和」が窮屈で堪らないのではないかと思う。とても非効率で、後ろ向きな場合が多いように思う。この日本の「和」の文化は、高度成長期の時代には合っていたのかもしれないが、今の時代には合っていない。「イノベーション」が生まれないと、国の成長は見込まれない。「イノベーション」は「和」を重んじる人とはかけ離れた人でないと、起こせないと思う。アメリカはいくつものイノベーションを、短期間で成功させた。MicroSoftビルゲイツを筆頭に、スティーブ・ジョブズなど、GAFAと呼ばれる巨大企業を次々と生み出した。彼らが日本にいたら、果してこのようなイノベーションを日本で起こせただろうか?

以前、10歳くらいの日本人の男の子が、アメリカの大学に通ってるのをテレビで見た。たしか、彼の父親が仕事の都合で、日本に帰らないといけなくなった。彼は日本に帰ることをやめて、アメリカで勉学を続ける道を選んでいた。もしも彼が日本に帰ると、彼は日本の小学校に通い、日本の義務教育を一般の子供と同じように受けないといけない。そのことを彼は理解し、アメリカにとどまることを選んでいた。

日本人は他の人と違うことを嫌う。本当に才能のある人が埋もれてしまっている。

年功序列・縦割り社会・男尊女卑の日本の社会は変わらないし、こういった状況を疑問にも思っていない人が多いのではないかと思う。

日本は天才が育たない環境なので、天才の誕生は期待できない。

才能のある人が益々海外へ流出する事態は、もう止められない状況である。

天才の人や才能のある人たちにとって日本は、魅力のない国なのかもしれない。