mimi5577のブログ

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産まない自由

世の中は「少子高齢化」で若い人に子供を産むように推奨している。

一般的に女性は母性があり、子供を可愛いと思うはずと思われている。しかし、女性みんなが結婚をしたら子供が欲しい(産みたい)とは思ってはいないのだ。

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子供がいる友人が「人生をやり直すなら、子供のいない人生を選ぶ」と言っていた。彼女は別に自分の子供が憎いわけでもなく、すごく可愛がっていた。男性は知らないかもしれないが、日本の女性の子育ては大変だ。いまだに家事・育児は女性がするもの、といった固定観念は、なくなってはいない。乳児の時は、24時間365日、赤ん坊と一緒に過ごさないといけない。家の近くに頼れる親がいればいいが、そうでないと自分一人に責任がのしかかってくる。世の中の冷たい目を感じながら、泣き叫ぶ赤ん坊をあやし、乳母車を抱え、階段を駆け上ったりと、子育てママは過酷だ。子供が幼少期になると、ほとんどの母親が「ママ友」の輪の中で理不尽に耐えないといけない。本人的には頑張っているが「親としてなっていない」とか「子供がかわいそう」などと、何も知らないのに、見ず知らずの人などに言われたりすると、やってられない。

愛しい子供のためとはいえど、人生の6~10年くらいを子供のために耐えないといけない。これは結構なストレスだ。そして今の時代、ほとんどの子供が大学へ進学する。そうなると、教育費にお金がかかる。子供を1人育てるのには、結構な経済的負担もある。

全ての女性が完璧な母親になれるとは限らない。「親ガチャ外れ」などと最近言われているが、親も人間なので、子育てが嫌になるときもある。子育てに疲れ果て、言ってはいけない事を子供や家族に口にしてしまう。そういう自分が嫌になり、また子供や家族にあたってしまう。負の連鎖に陥ってしまう人もいるだろう。

子供への虐待は別として、親と合わなかったり、親に八つ当たりや、キツイ事を言われたりした人達が結構いらっしゃるが、大人になると、なんとなく親の気持ちがわかる。私の親も子供の事にかまってはいられなかった。親戚の勧めで、二十歳でお見合い結婚をし、夫の商売を手伝いながら3人の子供を育てた。保育所にあづけられたが、商売が忙しく、毎日のようにお迎えが遅かった。参観日や運動会は来ていたが、忙しくてあまり長居をすることはなかった。私の母親は古い考え方の人で、学校の三者面談での進路相談でも先生に「女の子なのでそんなに学を付けなくてもいい」と言っていた。両親はよくケンカをしていたし、両親にはあまりかまってもらえなかった。昔の親は、結婚をし、子供をもうけるといったことが当たり前になっていて、女性の多くがそのことに何の疑問を持たなかった。しかし、女性の中には子供が特に欲しいわけでもなく、流れに任せて子供を産み育てていくうちに、子供にイライラしたり、子供のせいで自分が犠牲になっている事への理不尽さを感じてしまううち「毒親」や「親ガチャ外れ」などと言われてしまうのだと思う。

現在の「少子高齢化」問題は、産みたいのに産めないことが問題であって「産まない自由」とは別物だと理解してほしい。

女性が結婚したからといって、子供が欲しいと思っているとは限らない事を男性にも理解してほしいし、もっと女性の役割について、考えて欲しいと思います。現在の女性は結婚したからといって「母親」になりたいわけではなく、男性とパートナーとして、1人の女性として結婚したわけなので、女性に母親を求めるのはナンセンスですよ!

独身の私が言うのはナンセンスかもしれませんが、女性はもっと自由になってもいいと思う今日この頃。