mimi5577のブログ

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バブル期の再来なのか

連日「日経平均株価」がバブル期以来の高値を付けたとか、4万円を超えたとか、景気のいい話がニュースで流れる。 果たして日本は好景気なのだろうか。私は1㎜たりとも景気がイイとは感じない。むしろ「株高」だけが独り歩きをしている様に思える。

景気がいいのかわからないが、あらゆるところで「人手不足」になっている。バブル期の頃の人手不足とは様子が違う人手不足。そして企業では、若者の流出が止まらないとか言われている。企業はいろいろな方法で若者の人材流出を防ごうとしているが、若者の流出は今に始まった事ではない。ここ30年間、景気の低迷で、生活の為に我慢をして働いている人が多かっただけだ。今の若者は賢いので、自分にメリットがないと思えば、何の躊躇もなく会社を辞める。自己犠牲をさせる業種や企業は、これからは衰退せざるを得ないだろう。だって、そんな企業にしがみつくのは高齢者。今の多くの企業は次が続かないのだ。

人口減少や少子高齢化が叫ばれているが、社会が人を使い捨てにしてきたツケが回ってきただけだ。先進国で人口減少や少子高齢化が加速している国を見てみるとわかるが、大体が人権無視な社会構造が蔓延している国だ。多分、今後は大企業であっても、人手不足で廃業を余儀なくされる事態になるかもしれないし、海外企業の買収に遭うかもしれない。

今の日本の社会の上層部の大半は、バブル期世代の人たち。バブル期の若者は浮かれていた。就職も安易にでき、努力もあまり必要なかった。何の疑問も持たないまま1つの企業に居続け、定年を迎える。しかし、今の若い人達はバブル期の若者とは違う。たとえ公務員になったとしても、大手企業に入社できたとしても、自分のライフワークバランスと合わなかったり、自己成長の実現が望めないと感じたりすると、あっさり辞めてしまう。ある意味、今の若者は昔のバブル期の若者より賢い。

一番割に合わないのが「氷河期世代」。本当に悲惨な時代だった。有名な大学を卒業しても、派遣労働者にしかなれない人が沢山いた。政府関係者の人で誰とは言わないが氷河期世代の若者に対して「自己責任だ」とか言っていた。そんな人が、今の派遣法をつくり、有名派遣会社の役員。テレビにこの人が出てくるたびにチャンネルを変えてしまう。顔も見たくない。本当に吐き気がする。自分たちの「失われた30年」の責任は棚上げしておいて、どの面下げて政治を語っているのだろう。

この「氷河期世代」を長年に亘り「自己責任だ」と無残にも放置していた社会(政治家)が、今の少子高齢化を加速させている。あの頃(氷河期世代)の若者を見る限り、子供を持つどころか、結婚も夢のまた夢だ。そしてその「氷河期世代」も結構な年齢になってしまった。氷河期世代はこれからは親の介護もある人が続出する世代だが、自分の事で手一杯で、親の介護もままならない人が多いのではないのだろうか。経済的にも今でも安定していないオーバー40達。現在の日本の社会は、重要な世代がごっぞり抜け落ちている状態だ。

そういった世代を見てきたいまのZ世代は、バブル期世代とは全く違う考え方にならざるを得ない。今の若者は俯瞰的に、バブル期世代のおじさんを見ている。ある意味バブル期世代のおじさん達は、成長がバブル期から止まってしまっている。未だに「精神論」を言ってくるおじさん達を、冷ややかな目で見ているZ世代。そのおじさん達に我慢して働くよりも、他へ行くことを選ぶ。だってそんなおじさん達は変われない事を、今の若者は良く知っている。

表題の「バブル期の再来なのか」は多分、昔のバブル期とは違うと思う。世界が大きく変わってしまっただけだ。そしてその変化はいろいろな要素を含んでいる。今までの日本はある意味、奇跡だったのだ。幕末時代、こんな小さな島国が経済大国になるなど、誰が想像できただろう。今からは逆に変化していくばかりだと思うが、それに抗う事はできないかもしれない。これからは、自分たちが考えている以上の変化が始まる。日本は生き残れないのかもしれない。私たちはこれから始まる現実に、覚悟はできるだろうか。

 

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