mimi5577のブログ

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日本の働き方改革はどこへ

数年前に「働き方改革」が叫ばれ、企業はいろいろな対策をしたり、それに関連した言葉などが派生したりした。正社員の人たちは、会社で決められた有給休暇を取得するのに、無理やり休んだり、仕事を早く切り上げたりしている。仕事が溜まっているのに仕事を休まないといけないジレンマと戦っているみたいだ。

一方、派遣で働いている人は、法律で年間5日以上の有給休暇取得が決められているが、正社員の様に有給休暇日数を与えてもらってはいないし、休みがちだと契約を打ち切られたりするリスクがある。

正社員と派遣(非正規)の不公平は至る場面であるので、あえてここでは言及はしないが、「同一労働同一賃金」以外にも同一でなない事が多々あるのである。

今回の問題はここの部分ではなく、真の働き方改革はなんだろうかと考えてみた。

今、働いている会社は、とてもアナログチックで、ほんとうに上場企業?と思う場面に多く出くわすのである。大企業なので、事務職の女性は長くいらっしゃる方が多い。特にバブル時代を謳歌した世代のベテラン社員が多い。ベテランの人たちは、会社に長くいるので、会社のルールや、社内でどう立ち回ればいいのか熟知している。しかし、OAスキルが低い人が多い。昔に作成したエクセルで作った表を10年以上使い続けている。なので、エクセルの拡張子は旧のままだし、そのエクセルを開くと、互換表示で開き、何とも使いづらい表がそこにある。本人は長年そのファイルを使っていて、慣れているので何の疑問も抱かない。

同じ部署で働いている女性で、昔エクセルが得意な人が作ったマクロファイル(エクセル)を後世大事に使っていたが、マクロの調子が悪いのか、うまく動かなくなってしまった。しかしその女性はそのマクロファイル(エクセル)を修正することができない。1時間以上格闘し、困ったその女性は、私に助けを求めてきた。

その人がそのファイル(エクセル)を編集しないと、私の仕事も終わらない。仕方ないので、新しいエクセル(VBA)を作って渡した。しかし、私は派遣の身なので、3年経てば、そこの就業先を辞めないといけない。私の作ったエクセルファイル(VBA)に不具合が起きても、誰も直せないのである。

働き方改革の前に、企業は社員をどうしたいのか考えないといけない。航空会社のANAは全ての社員(内勤)に簿記2級の取得を課している。簿記は良く知られた資格の1つだし、公の資格なので、客観的な人事評価の1つになるので、いいなと思った。

日本は終身雇用が基本にあったので、1つの企業での就業が長い人が多い。それはそれでいいところもあるが、社員のアップデートをしないと、今のままでは機能しない事が多くなるように思う。

まず、どこの企業も派遣社員を導入して、ほとんどの業務を派遣で賄っている企業も少なくないと思う。しかし、企業の要は正社員が担っていかないと、これからの派遣社員は、経験が浅い人が多くなると思う。派遣でしか働いたことのない人を回していかないといけない。

事務職だけではなく、どの分野でも正社員の役割を考えていかないと、今後、人手不足に対応したり、人材育成なども成り立たなくなってしまう。

業務をマニュアル化するのもあると思うが、仕事はマニュアル化できない部分もあるし、そのマニュアルも何年か毎に更新をしないと、時代に合わないものになってしまう。それよりも、長くいた正社員の人がいなくなったら、だれもわからないまま業務を回さないといけなくなってしまう。

これからの正社員の人は、常にアップデートしていかないと、時代について行けなくなっていく。企業も、正社員の質を高めるため、いろいろと教育の機会だけではなく、学べる時間を与える事も考えていかないと、本当の働き方改革にはならないように思う。

人がAIに変わるとしても、人に投資できる企業が今後は生き残っていくように思う。

 

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