mimi5577のブログ

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日本の少子高齢化はもうとっくに手遅れ

最近のニュースで、少子化対策が取り上げられていた。いろいろと国家予算にも組み込んでいるようだが、予算をどこから持ってくるかという難題がある。

日本の国家予算は今年度も借金で成り立っている。今の子供たちにこの借金をどう説明するのだろうか・・・少子化とか言っているが、子供たちに借金を残してゆく国に少子化対策が出来るのだろうかと疑問しかわかない。

結論から申し上げますと、小手先の子供手当など意味がない。おじさんが考える少子化対策はなんだか何にも昔と変わらない。20年以上も前から、少子高齢化の対策を打ち出してきた結果がなんともお粗末すぎて、日本を離れるお金持ちが増えるのも納得できる。

お金がかからない少子化対策があると思う。「女性の地位向上」だ。

今の時代、共働き夫婦は当たり前になってきている。離婚率も上がっている。女性は離婚に躊躇しなくていい時代がきた。しかし子育てに関しては未だにワンオペな部分が多く、シングルマザーもここ数年で一気に増えた。婚姻関係において、パートナーの経済力は重要だ。しかし不安定な就労状況が続き、昔の様な専業主婦になれる人はごく僅かである。産休や育休をとり子供を産んでも「一人」が限界なのが働くママたち。そのことを世の男性はどの程度理解をしているのだろうか?今の女性は大卒も増え、就職をし結婚・子育てなどを考えると、自分のキャリア形成や将来の居場所を考えたら、子供の数は「一人」が限界だと思う。

私の周りにいる子育てママたちは口をそろえて「二人目は無理」だと言う。男性の意識改革とか言って「男性の育児休業」などを言っているが、そんな小手先的な育休で男性の意識など変わらない。

日本の会社の役員の数や国会議員の女性の数など、この国は本当に先進国かと疑うほど低い。先進国で出生率が高い国は、女性の地位も高い国が多い。2023年の先進国出生率で一番高かったのがフランス(2.02)。2位がアメリカ(1.84)。先進国になると少子化になる傾向にあるようだが、女性が一人でも子供を育てていける環境がないと出生率2を上回るのは難しいと思う。フランスは手厚い子育て支援などで、出生率が上がったが、それでも2を少し上回る程度だ。アメリカがフランスより出生率が低いのが意外だと思う人もいると思うが、アメリカは日本人が思っている以上に保守的な国だ。この説明は長くなるので割愛するが、国が豊かになると子供を育てにくくなるといった事になるようだ。先進国になると、産みたくても生めない女性が増えていくのだろうか。

少子化対策に「女性の地位向上」というのは、あまり関係がないように思うかもしれないが、私は「女性の地位向上」こそ少子化対策に必要だと思う。女性は仕事をするうえで、子育てをしている間、いろいろなことを諦めたり、立ち止まったりしないといけない。女性は男性と同じスタートラインに立てたとしても、出世のスピードは男性の方が優位だ。男性と同じように出世をしようと思うと、よほどの運か後ろ盾がないと、男性と同じようにしていては出世など無理だ。女性の出世は男性よりハードルが高い。そしてチャンスが来ても、子育てがあると諦めざるを得ないのが現実だ。

先進国になると、女性の高等教育が当たり前になるが、男性と同じ大学を出たとしても、男性と女性とでは社会に出て平等ではいられない。女性は仕事をしていくうえで、男性のサポート役がほとんどだ。国が、会社の女性役員比率や国会議員の女性の比率を法律で定めればいいと思うが、なにせ国会議員はゴリゴリのおじさんたちだらけで、決して法案どころか議題にも上がらないだろう。

 

男性の皆様にもっと女性の現実を知ってほしい。

自分の会社、近くのお役所、あらゆる場所で働く人で、重要なポジションにいる女性がどれくらいいるのだろう・・・と・・・。

そして、想像をして欲しい。女性の下で働く自分を。男性の上司と同じように、女性の上司とでも働けるのか。

本気で男性の意識が変わらないと、この先ずっと少子高齢化が続いていくだろう。

 

 

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