mimi5577のブログ

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日本の社会はおじさんでできている

昨今、おじさんが問題を起こすと、決まって女性起用をして何とかイメージアップを図ろうとしているのが日本のお家芸

ニュースで作家の林真理子さんが日大の理事長に抜擢されているのを見た。彼女は母校の為に何とかしようと思っていらっしゃる。とても立派な事だし、ご本人も相当な覚悟をもって臨んでいるのだろうと思う。しかし、日大だけではなく、日本全体の構造が、おじさん中心の古い体質。その古い古い構造は、どんなに強力な金槌でも壊すことが出来ないでいる。なので、日本全体が膠着状態に陥り、そこから這い上がることも、抜け出すこともできない。

まず、日本の政治家。政党のイメージが悪くなると、女性をトップに据えたりするが、どういった基準なのか不明。しかし、要の部分は必ず男性が仕切っている様に思う。その仕切り屋の男性の多くは、おじいさん。政治家のおじいさんは、どう見ても家事育児など皆無だろうし、男尊女卑が当たり前の世代。そんな人たちが、日本の国を動かしている。日本は老人男性の為の、老人男性による、老人男性社会が見事に出来上がってしまった。若い男性は、頭を押さえられ、おじいさんの前を行くことが出来ない。しかし、その男性も年をとると、そのおじいさんと同じ道をたどる。一方、女性は一生、男性のアシスタントでいるしかない。

日本の多くの企業も男性社会。上層部はオジサンだらけ。人は年をとると、頭が固くなり、変化を受け入れられなくなる。そう、上層部に多くのおじさんを抱えている日本社会は、イノベーションどころか、時代の変化さえも受け入れられない。時代が「もう、そんな時代ではありませんよ!」と言っているが、聞こえないふりをして、やり過ごしている。今更、女性起用を図っているが、今まで重要な仕事などを任せてもらえなかった人に、いきなり中途半端に上に行けと言われても、企業イメージアップのためのパフォーマンスとしか思えない。

日大もおじいさんによるおじいさんが考えた教育。そんな大学に日本の若者を託しても大丈夫なのだろうか…。今の変化のスピードは、おじいさんの若い頃と比べ物にならないくらい早い。おじいさんは昔の感覚で、マネージメントをして、その地位にしがみつくために、手段を択ばない。多分、日大は捕まってしまったおじいさんだけではなく、もの凄い強力な、頑固爺層が厚く重なって、果して、どれだけ林真理子さんが太刀打ちできるだろうか。彼女がいろいろな手を使っても、おじいさん層は簡単にはいかないだろう。彼女が病まなければいいが、いままで、女性が爺層の上に行こうとして、大変な目に合っているのを沢山目にした。

アメリカの経済が、現在堅調なのは、IT革命で、多くの若者が台頭したからだと思う。現在のIT長者は、若くして起業をし、あっという間に世界を席巻した。

日本はいろいろな優れた技術を持っているが、それを生かせていない。日本の技術はアップデートできないままでいる。

日本は、多くのおじいさんを支えるため、多くの非正規を排出し、若者の給料を低く抑えて、会社の内部留保を増やし、おじさんの高いお給料を払ってきたのだと思う。そんなことを20年以上して、その結果、超少子高齢化になってしまった。当たり前の結果。世界の超高齢化に向かっている国を見ると、社会構造が日本と似ている。お隣の韓国や中国も、似たようなものだ。韓国は儒教の教えで、年上の人を大切にする文化がある。そして、韓国は女性が結婚をするという事は、家に嫁ぐことになる。婚家との付き合いは必須で、お嫁さんは大変。中国は共産党国家であるが、資本主義を取り入れ、格差社会になってしまった。お金がないと結婚が出来ない社会の様だ。

日本は移民を受け入れるしかないとか言っているが、今の日本が海外の人にそれほど魅力を感じる国とは思えない。いったいどんな人が、おじいさんの為につくられた国に住みたいと思うのだろうか。

 

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