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老後資金について考えてみる

「老後2000万円」問題が大きく取り上げられて、暫くすると、2000万円も必要ない、とか、いろいろな説が飛び交った事は、記憶に新しい。

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「老後2000万円」という金額は、国の偉い人が算出した数値だと思うが、本当のところは、人ぞれぞれと言ったところが、落ち着きどころだろう。老後にどこで住むか、持ち家か賃貸か、財産の有無など、人によって違うのは当たり前だ。「老後2000万円」でも足りない人もいるだろう。

老後資金について、あれこれと考えてみるが、結局いくら必要なのかは答えが出ない。元気なうちは働けばいいのだろうけど、いつまで雇ってもらえるかもわからないし、何歳まで元気で働けるのかもわからない。

もう一つの問題点は、物価だ。今の物価で計算すると、将来に老後資金はきっと足りなくなる。まず、税金(消費税を含む)・社会保険などの費用だ。税金は確実に上がるだろう。むしろ上げないと国がやっていけない。社会保険にしても、健康保険の保険料だけではなく、診療割合も上がると思う。現在、収入が低い75歳以上の老人は、1割負担で済んでいる。しかし、今後は少なくとも一律3割負担が普通になるのではないかと思う。介護保険料も上昇の一途をたどると思うし、年金も現在65歳からもらえるが、将来はどうなるかわからない。年金の掛け金も年々上昇している。

ライフラインの上昇も必ず起こる。持続可能エネルギーへの転換で、電気・水道・ガスなどは料金が上がるだろう。再生可能エネルギーはお金がかかる。将来に負の遺産を残さないために、太陽光・風力など、自然エネルギーの活用は今後必要不可欠。そういったエネルギーの創出にはお金がかかり、その費用がライフラインの使用料に反映されていくだろう。

年をとると思わぬところで費用がかさむ。

まず、買い物が出来なくなる。重たいものが運べない。そうなると人に運んでもらわないといけないので、その費用がかかる。いままで出来ていたことが出来なくなる事も考えないといけない。そうなった時に、人にお願いすることが増える。タダで出来るサービスには限界があり、そういった費用も掛かってしまう。

老人の一人世帯では、病気になった時や、災害にあった時など、不測の事態のためにも、費用がかかる。

今の日本の状況を考えると「8050問題」などがある。彼らは現在、親の年金で生活をしているが、順番で行くと親は自分より早く死ぬ。親の年金を絶たれた人たちは、生活保護へとシフトされるだろう。そう考えると、生活保護の人口が一気に増える気がする。年金が今のように貰えるとは限らない。きちんと年金を払っていても、貰える年金額を減らされたり、受給年齢を引き上げられたりするような気がする。

頼れる子供がいる人はいいが、私のように独身の老人は頼る人がいない。子供がいる人でも、一人っ子だと、親の面倒もキツくなる。

いろいろと考えると、老後の資金はいったいいくらあればいいのか?本当にわからないし、考えたくなくなる。そう遠くない未来に起こることを考えると気が重いが、起こってもない事を考えないほうがいいのかもしれないと、楽観的になってしまう事もある。

今出来る事を考えてみると、生活レベルを決して上げない。むしろ、今より下げないといけない。「贅沢は敵」というフレーズが頭をよぎる。

今の日本で、不安なく老後を迎える事のできる幸せな人は、どのくらいいるのだろう。

 

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