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女性の活躍は必要?

少子高齢化に伴い「女性の活躍」をスローガンに掲げ、将来の生産労働人口を増やそうとしているが、果して、単に「女性の活躍」を煽っていいものだろうかと思う。

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ニュースなどで、男女の生涯未婚率が年々上昇していると伝えているが、これは、当たり前の事だと思うし、今のままだと、これからもっと増えるだろうと思う。

女性の未婚率の上昇は、女性が自由恋愛を出来るようになった事が大きな要因ではないかと思う。女性が自分で結婚を選べる時代が来たのだ。それに伴い、世の中に女性の社会進出が浸透し、男性に頼らなくても女性が自立して生きていける社会になった。現在はまだまだ女性の平均賃金は男性より低いが、女性も働けば、お給料が得られ、生活が出来る世の中になったのだ。生活の為に結婚を選ばなくて良くなったのは、女性がより自由な生き方を選ぶことが出来る時代になった。

今の60代以上の方は、若い頃に会社勤めをしていても、ある一定の年齢になると、会社に居づらくなり、寿退社をするのが常だった。その中で、結婚をしないで独身でいる女性は、結構社内で肩身が狭かったのではないかと思う。当時(40~50年前)は女性は寿退社をして、専業主婦になり、子供を2人くらい産み、家族4人で郊外の一軒家に住宅を購入して住むのが普通だった。女性(主婦)が働くとしても、パートなどで、フルタイムで働く人は少なかった。結婚をしている女性のほとんどは、扶養控除内で働いていた。

今の世の中では考えられないが、今の60代以上の女性の若い頃は、25歳を過ぎると、お見合いをして、嫌だと思っても親の決めた人と結婚をする女性も多くいた。男性も長男だと、家を継がないといけないので、自分の好きな人と結婚できない人もいた。

しかし、今の世の中「結婚」の概念が変わってきている。「夫婦別姓制度」が問題になり、結局日本では否決された。今の世の中と、制度の乖離を感じた人も多かったと思う。今やカップルの3組に1組が離婚をしているのに、「氏」にそれほどの重みがない。昔の人は、女性が1人で生きていくことが難しい時代に育ったので、モラハラ夫でも離婚もせず、生活の為や子供の為に耐えていた。しかし、今の時代、モラハラ夫など論外。離婚も躊躇なく出来る世の中。なので、女性は自分が好きでもない、ましてやモラハラな人と結婚をしないでもいいのだ。

一方男性は、いつでも結婚できると思っている人が多いと思う。女性は結婚を考える時、出産のタイムリミットを考える。しかし男性は、子供はいつでも作れると思っている人が多い様に思う。50歳を過ぎても、若い女性と結婚をすればいいくらいに思っている人が意外と多い。

しかし、若い女性に知ってほしい事がある。50歳を過ぎた男性と結婚をするリスク。まず、年の差婚をすると、自分が30代40代で、旦那さんが定年を迎える。もし子供がいれば、子供が成人する頃には夫は70歳を過ぎている。もの凄く資産家か、貯金をしている人だったらいいけど、旦那が定年後に子供に一番お金がかかる。そして、子供に手がかからなくなったと思ったら、旦那さんの親の介護が始まる。50歳を過ぎた男性が自分の親の世話をするとは思えないし、思わないほうがいい。50歳以上の人の大半は、昭和な考え方の人がほとんどだ。家事・育児だけでなく、介護も女性の仕事と思っている人がなんと多いことか・・・。下手をすると、夫の介護も発生し、介護生活の期間が長くなる可能性がある。

女性はどんどん変わっていくのに、男性は昭和で止まっている。女性が結婚を考えると、昭和な男性はNGになってしまう。世の中には家事・育児・介護に積極的に協力してくれる男性は、どのくらいいるのだろうか?

日本の男性が変わらないと、未婚率は上昇するのは当たり前。今の時代、結婚をしたからといって、仕事を辞める女性は少ない。共働きが当たり前の世の中、どれだけの男性が、女性の家事・育児に協力出来るだろうか?男性はなかなか会社の理解を得られないから、女性に協力したくても出来ないと云う人も少なくはないと思うが、その分、負担が女性にそのままのしかかってくる。女性だってキャリアを積みたいが、キャリアを優先すると、結婚なんてできない。

働き方改革」なんてスローガンだけはりっぱだが、本当の意味での「働き方改革」は、まずは、男性に週3日定時退社をさせることから始まるのではないかと思う。

令和になっても、いまだに日本は男性社会なので、まずは男性から変わっていただかないと、女性は変わりようがないのが実情。「女性の活躍」を煽る前に、「男性構造改革」から初めて欲しいと思う。

 

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