mimi5577のブログ

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わかりやすさに騙されないで!

私たちは毎日スマホを見ている。電車の中、待ち合わせの間、仕事中・・・等々、スマホから毎日のように情報を得ている人は沢山いるだろう。毎日、目に入るスマホからの情報は、短くてわかりやすい。わずか14~20文字くらいの見出しを目にし、いろいろな情報を得ている。果たしてその情報は、本当に知りたい情報なのか?考えてみたことはあるだろうか?

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SNSの見出しは短くてわかりやすい表現で、同じような内容の情報が拡散し、その情報が正しいと認識してしまう。切り抜かれた文字が繰り返し表示され、その切り抜かれた情報で私たちは情報を判断してしまう。わかりやすい情報なので、考えることなく、そのままその情報を信じてしまう。

SNSの情報も信憑性を欠くものがあるが、テレビ・ラジオなどのメディアはどうなのだろうか。よくニュースなどで「街の声」と銘打って2~3人の人のインタビューを放送しているが、ホントにそれが街の声?って疑問に思う。たかが2~3人のインタビューを放送して「街の声」とは放送局が自分たちの意見に近い人だけを放送しているにすぎないのではないだろうか?「街の声」と聞いて、みんなが街の声はそうなのだと思っているのだとしたら、メディアの思うつぼ。たかが2~3人の人の意見で「街の声」とは誤解を招きやすく、まったく根拠のない映像に過ぎない。本当の「街の声」は、統計データに基づいた人数のインタビューを行い、その中で何人の人がそう思うのか?放送しないと、本当の意味での「街の声」ではない。

私たちは単純化されたわかりやすい言葉で、いろいろと騙されてきた。リーダーと呼ばれる人たちは、断定的な強い言葉を繰り返し、その言葉の信ぴょう性を煙に巻いている。少し前の「ぶっ壊せ」発言を思い出してほしい。あの党はいまも変わらない。郵政が民営化されただけで、リーマンショックから立ち直れないままの日本になってしまった。派遣法が改正され、いまや派遣でしか働けなくなっている。根拠のない強い言葉で、人々を根拠のない世界へと導いたのではないかと思う。民衆の心を掴む為、政治家は分かりやすい強い言葉を繰り返し、民衆をあおる。強い言葉は徐々に私たちに刷り込まれていき、私たちはなんとなく、政治が変わり、私たちの生活も変わると錯覚してしまう。何の根拠もなく、データの分析もなく、そのカリスマ性に翻弄される。わかりやすく強い言葉を繰り返し耳にすることで、我々民衆は騙されてしまう。

私たちはリーダーを選ぶとき、わかりやすく強い言葉を繰り返し使うリーダーには気を付けた方がいい。大概その言葉に根拠がない。選挙でいろいろな政治家が、夢のような政策を打ち立てている。一見私たちの生活が良くなる?と思うかもしれないが、その言葉の信ぴょう性は「?????」である。

気候変動の運動家をみても、実際その人たちは、100年200年前の暮らしが出来るだろうか?電気もなく、下水道も整っていない。自動車にも乗らず馬車で移動。飛行機は絶対無理だ。ヨットなんて100年前は今のような高性能ではないはず。運動家のリーダーは大概カリスマ性を持ち合わせている。強い言葉を使い、民衆に訴えかける。運動家を否定しているのではなく、私たちはそういった場面に居合わせた時、または渦中に置かれたとき、冷静に考察し熟考ないといけない。強くわかりやすい言葉を繰り返し耳にしてしまうと、思考が停止してしまうからだ。

「#Me Too」運動が少し前に世界中に広まった。世界中の女性がセクハラに立ち向かったのだ。この運動は日本にはあまり広がらなかったのが残念に思う。この運動により沢山の女性が、性的被害にあっている事が分かった。そして、地位や名誉ある人たちが窮地に落ちた。こういった運動は、言葉の力が役立った例ではないだろうか。

わかりやすい言葉は、浸透しやすく、拡散も早い。私たちを間違った方向へと導くこともあれば、埋もれていた犯罪をあぶりだす力もある。とても難しい難題ではあるが、わかりやすさに騙される事への危惧は忘れないようにしたい。