mimi5577のブログ

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何故?人手不足

今年の就活生は、売り手市場の様だ。前年よりも内定率も上がり、まるでバブル期の様相。だけと、いまの就活生は、一生同じ会社で働こうとはサラサラ思わないみたいだ。転職にはなんの抵抗もなく、むしろ合わない会社にしがみつくよりは、早くリセットして、次の自分のキャリアにつなげる事に、疑問すらわかないようだ。

今、人手不足と言われているが、本当に人手不足なのだろうかと不思議に思う。特にサービス業などの人手不足は深刻の様だ。しかし、企業が求めている人材と、今の求職者が求めている企業がアンマッチなだけな様な気がする。今まで不景気が長く続き、ブラックでも辞めずにしがみついて働いていた人たちがコロナで辞めていき、新しい人たちがブラックでは働かなくなっただけの様に思う。ブラック企業が今までの様に、安い賃金で激務に耐えて働いてくれる人を若者に求めているのだけではないだろうか。企業は、会社の印象を良くするために、今更ながら、必死になっているようだ。私が今就業している企業も、積極的に子育て世代の人たちを雇っている。今までの女性社員は、独身の女性ばかりだった。給料はいいが、業務が激務だった。しかし、今の時代は子育てに積極的に支援をしている企業に人材が集まる。そして企業イメージも子育てママを積極的に雇っていますよアピールが必要なようだ。

子育て支援アピールはいいが、しわ寄せを食らうのは、同じ業務をしている女子社員。とりわけ、組合がある企業に至っては、派遣社員に業務のシワ寄せがくる。派遣社員が正社員より業務を多くこなさないといけない。すごく理不尽な世界だ。

企業は若い人を社員にしたがる。40代50代など見向きもしない。なので若い人の争奪戦で人手不足なのだ。若い人が雇いたいから、少々業務がこなせなくても、企業は長い目で育てようと、安易な考えだ。ほとんどの企業が長い間、派遣社員で構成していたので、社員に教えられる人材がいない。ロールモデルもいない。

よく考えてみればわかるが、もうすぐ日本人女性の二人に一人が50歳以上になる。その中で優秀な若者を探すのは至難の業。企業はどうして、若い人に執着するのだろう。若者だと長いスパンで働いてもらえると思っているのかと思うと、今の若者の心などつかめていない。彼ら彼女らは、何の躊躇もなく、合わない会社は辞める。しかも、辞めるときは、昔のように自ら申し出るのではなく、メールや代行で、軽い感じで辞めていく。その真逆が「氷河期世代」の人たちだ。雇ってくれるだけでありがたく思っている。彼らは辛抱強く、理不尽なことにも耐えてきた。

企業は、40代50代でも、しっかり働いてくれる人材なら、積極的に年齢に関係なく雇えばいいと思う。若者がいれば企業は活性化されると思うが、今や高齢化した企業に、どれだけの若者がなじめるのだろうか。私たちは長年低迷期を過ごし、40代の中間層がいない企業がほとんどだ。中間層がいないので、若者は、いきなり部長クラスの人たちと接しないといけない。役職がない人でも自分の父親や祖父母と同じくらいの人たちに囲まれて働かないといけない。中間層がいないので、クッションがない状態に身を置いて働く若者が、企業に馴染めないのは当たり前のように思う。

固定観念から逃れる事の出来ない企業は、これからの時代、生き残れるのだろうか。このまま変わらないほうが楽なのは確かだが、時代がそれを許すのだろうか。

 

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