mimi5577のブログ

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マーケティングにアニメを取り込もうとするリスク

世の中にはコラボ商品が溢れている。コラボも安易に考えると、痛い目に合うことがある。

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コラボ商品は、簡単に相乗効果を生み出す方法かもしれないが、SNSが発達している現代は、思わぬところで違った方向へと商品が向かってしまう。前置きをさせてもらうと、今回は、オタクの人の批判ではなく、一部の人によりオタク文化がおかしな方向へと向かう可能性があるが、せっかく市民権を得てきたオタク文化は、これからも存続し続けて欲しいと思う。

皆さんが良く知っている紅茶のメーカーが、アニメとのコラボ商品を出した。そのアニメは女の子の可愛らしいキャラクターで、紅茶のパッケージにそのキャラクターが印刷されていた。しかし、ネットでそのキャラクターを使って、変な使われ方をしている。

「変な使われ方」とは、キャラクターの胸に穴を開けて、そこからミルクティーをコップに注いだり、検尿カップに紅茶を注ぎ、それぞれの名前を検尿カップに書いて、紅茶のパックと一緒に写した写真をSNSにアップしたりしていた。ただ気持ち悪いだけだ。よくもまぁ~そんな変な(気持ち悪い)事を考えたものだ。

2019年には、献血キャラクターにアニメの女の子を使い、胸を強調したキャラクターに批判が殺到した。

確かに、アニメは街を活性化させたり、商品をPRするのに、絶大な効果を得られたりする。この紅茶の企業も、コーヒーメーカーのアニメ戦略を参考に、今回のアニメコラボを起用したのだと思うのだが、アニメのキャラクターの設定年齢が未成年で、女の子だったので、ロリコン狙いになる可能性が高い。そして、アニメを起用することで、若い層を取り込もうとしたのだと思うが、一部の若い層はSNSでバズる為に、まずい事でも平気でしたりする人がいる。アニメキャラクターも慎重に選ばないと、人権侵害になったり、企業イメージを損なったりする。

40~50年前のテレビを思い出してみると、今では考えられないような内容のものが放送されていた。女性の裸のシーンがドラマで出てきたり、暴力的なシーンも多かった。バラエティー番組には必ずといっていいほど、若い水着(ハイレグやビキニ)を着た女性が数人並んでいた。私も幼いながらに、衝撃を受けることがあったが、深く疑問に思うこともなかった。芸術的観点からの表現の自由もあるが、犯罪につながる表現や女性蔑視につながる可能性もある。いささか哲学的になってしまうが、そういった判断は、やはり幼い子供には無理なような気がする。過激な表現は、やはりある程度、判断がつく年齢になってから、鑑賞したほうがいいと思う。

少々話がズレたが、今はCMにタレントを起用すると、そのタレントのスキャンダルにより損失を被るリスクが生じる。アニメキャラだとそういったリスクが回避できるが、設定キャラクターを間違えてしまうと、とんでもない状況になる恐れがある。

マーケティングにアニメを起用するには、私たち世代(Over35)はデジタルネイティブではない事を認識し、昔の感覚で、挑んではいけない領域なのかもしれない。

「月に代わってお仕置き」は誰にも出来ない領域かもしれない。