mimi5577のブログ

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テレビがつまらない問題

ここの所、連日連夜のワイドショーでは、眞子さまのご結婚報道が相次いで放送されている。多分、多くの人は飽き飽きしていると思う。

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視聴者の冷めた目を、テレビ制作側は気が付いていないのだろうか?テレビはいったいどこへ向かっているのだろうか・・・?

テレビのニュースは、その局の特色がバレないように織り込まれている。直接的な批判や否定はないものの、間接的にその局の正論が放送される。

そのいい例がニュース番組などでよく多用される「街の声」だ。いったい何人の人に聞いて、その人の意見がどういった意図で、放送されたのだろうと疑問に思う。放送された「街の声」が国民の意見の様に扱われてもなぁ~と思ってしまう。民間局のニュースなどは特に、スポンサーや政治的圧力などで、忖度がされているのだと思わずにはいられない。

タレントなどがしているワイドショーも、内容も忖度して放送されているなぁ~と感じてしまう。放送倫理もあるのだとは思うが、昔はもっと忖度なしで、議論をしていた番組が多かったように思う。出演しているタレントや司会者の人も、覚悟をして発言していた人が多かった。昨今の番組はどれも、歯切れが悪い番組ばかりで、見る気がしない。今のテレビには「言論の自由」がないのだ。

ニュースは昔のように、淡々と事実だけを伝えるようにした方がいいのではないかと思う。好感度が高い人や人気の人を使い、ニュース番組を構成している局が多いが、そんなものは、今のニュース番組には必要ない。好感度の高い人や、人気の人を使えば、視聴率が上がると思っている時点で、テレビは終わっている。いろいろな忖度がある情報番組やニュースは、事実だけで、それ以上の情報はいらない。今の情報番組やニュースは、どれだけ日本の現状や問題を真剣に伝えているのだろうか・・・( 一一)。

未だに番組構成や内容が、男性中心のように思う点もそうだ。テレビ業界も、男性社会なのだろうと、察してしまう。どこの局が「同一労働同一賃金」の是非や、現状を正しく伝えていただろう。どこの局が、いままでの政府の政策の成果を放送しただろう・・・。「女性の活躍」などと、表向きにはいっているが、日本の社会構造の歪みを伝えている報道は1つもない。

世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)が2021年3月、「The Global Gender Gap Report 2021」を公表し、各国における男女格差を測るジェンダーギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)を発表しました。この指数は、「経済」「政治」「教育」「健康」の4つの分野のデータから作成され、0が完全不平等、1が完全平等を示しています。2021年の日本の総合スコアは0.656、順位は156か国中120位(前回は153か国中121位)でした。前回と比べて、スコア、順位ともに、ほぼ横ばいとなっており、先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、ASEAN諸国より低い結果となりました。

ジェンダーギャップ指数(2021)上位国及び主な国の順位

WEFのレポートでは、日本は政治分野において格差が縮小したものの女性の参加割合が低く、国会議員の女性割合は9.9%、大臣の同割合は10%に過ぎないことにより、「政治」のスコアが0.061と低いままであることが述べられています。さらに過去50年間、女性の行政府の長は存在していないことも指摘されています。また、経済分野についても、管理職の女性の割合が低いこと(14.7%)、女性の72%が労働力になっている一方パートタイムの職に就いている女性の割合は男性のほぼ2倍であり、女性の平均所得は男性より43.7%低くなっていることが指摘されています。(男女共同参画局

「コロナ」報道に視聴者が疲れている事を、どの報道局が気が付いているだろうか?

少子高齢化」は昔から政府で取り組みがなされていたが、その政府の取り組みの不甲斐なさを報道した局があっただろうか?いまの子供の貧困について、原因究明をした報道があっただろうか?母子家庭は、貧困率が高く、子供の貧困に繋がっていく。女性は特に非正規が多いので、所得も男性より低くなっている。メディアは「ジェンダーギャップ」についての報道には消極的だ。これは男性にとって「女性の活躍」が疎ましいのだ。多くの日本男性は、自分の上司が女性なのは、我慢ならないのだと思う。メディアの役割が果たせないテレビなど、若い人が見るわけがない。

日本のドラマも面白くない事が多い。1時間が長く感じる。どれも、どこかズレている。現実問題と乖離しているドラマが多い。共感もわかないが、ワクワクドキドキもない。そして、ドラマが1度ヒットしたら、しつこいくらいシリーズ化する。ドラマの世界でもイノベーションを起こせない日本。いまや韓国にドラマの座を奪われている。

韓国は「愛の不時着」に続いて「イカゲーム」がヒットしている。両方とも見ていないが、他の韓国のドラマを見てみて、韓国ドラマはエンターテイメントとしてではなく、韓国の現状がドラマの内容に織り込まれている。日本のドラマはきれいごとが多過ぎて、共感もできないし、エンタメ性も感じない事が多い。日本のドラマにでてくる女性は一様に、困難に合いながらも邁進していて、日本社会の男女差による男尊女卑や、年功序列といった、日本の現状を伝えていない。一昔前に「ハケンの品格」というドラマが流行ったが、韓国のように、今の非正規女性の現状を織り込んだ内容には、あまりなっていないように思う。

若者がSNSへ行き、テレビから離れてしまうのは、今のテレビの現状では仕方がなく「テレビの時代は終わったな」と思うのは私だけではないはず。おもしろいテレビが観たい(ToT)/~~~