mimi5577のブログ

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アフターコロナはないなぁ~

今、選挙演説などで「アフターコロナ」と言っている人がいるが、果してアフターはやってくるのだろうか?ワクチン接種が進んでいるイギリスでさえ、またしてもコロナ感染が広がっている。

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歴史的にみても、人類は感染症に何度も脅かされている。感染症は日を追うごとに、拡散しやすく、なかなか姿を現さないと思ったら、現れたときは既に手遅れといった状態になるように、巧妙に進化している。ある種のサイレントキラーだ。ある学者は今後10年ごとくらいの間隔で、感染症が発生すると警鐘を鳴らしている。

そもそもどうして、こんなにも感染症が世界中に広がったのだろうか?

感染症拡大をもたらした主な社会要因

(1)生態系の変化 

感染症拡大をもたらした要因として、まず「生態系の変化」がある。農地開発や森林伐採、ダム建設、灌漑整備といった開発は、自然の生態系を変化させるとともに、人間と野生動物との接触機会を増加させ、感染症拡大の最も重要な要素となってきたと考えられている。

感染症の要因の一つとして、野生動物由来のウイルスや細菌などによる感染があり、実に感染症の 3 分の 2 が動物由来と言われている。

例えば、森林の開拓により、野生動物が生息するエリアに立ち入る機会が増えると同時に、森林や密林に住んでいた動物が人間の居住するエリアに移るため、人間と野生動物の接触機会が増える。

加えて、気候変動や建築・生活様式の変化による建物内の温度上昇により、従来は生息分布から外れていた生物の定着や小規模な定着しかみられなかった生物の大量発生などが近年見られることも指摘されている。

(2)人間社会の変化 
2 つ目は「人間社会の変化」である。人間の行動と感染症の関係については、例えば性的接触、ドラッグの使用、野生食肉の慣習なども病原菌やウイルスとの接触機会の増加要因として考えられるが、ここでは、人口が都市部に集中し、人やモノが国境を越えて地球規模で高速移動するといった現代社会の進展そのものが感染症拡大の下地となっている点に着目する。
Mackenzie(2011)は、感染症拡大には様々な要因が挙げられるものの、国境を越えた人々の移動や国際貿易の増加の重要性を指摘する。

ヒトやモノの国際的な移動の増加にともない、世界的な感染症の流行が増加していることを懸念しており、その具体例として感染媒体である蚊が航空貨物と共に大陸を超え世界的に感染が拡大した西ナイルウイルスを挙げている。

また、発展した都市部は、人口が多く人口密度も高いため、感染症の流行を助長する。

例えば、都市部では、満員電車をはじめとした狭い空間を不特定多数の人間と共有する場面が必然的に多くなる。国土交通政策研究所(2011)によれば、電車内での感染がないものとすれば、感染拡大は大きく抑制できると想定されるが、他方で、そのための対策として、乗客相互の間隔を空けることが考えられるものの、それは乗降時において実現することは困難であり、また輸送力を大幅に減らしてしまう問題があると指摘している。都市部において感染症拡大を抑制することは、生活面や経済面に大きな負担がかかることが分かる。


(3)不衛生な環境・不十分な医療知識 
3 つ目として、「不衛生な環境」や「不十分な医療知識」が、感染症の拡大を助長している点が挙げられる。

例えば、水や食物を介して感染する細菌性下痢症は、上下水道などの生活インフラが整備された先進国ではその流行はあまり見られないものの、南アジア、アフリカ、南アメリカなどの地域においては、劣悪な生活インフラにより媒介されたコレラ菌サルモネラ菌を原因とする感染症が未だに多くみられる。

(財務総合政策研究所より抜粋)

考えてみると、感染症パンデミックは、私たち自身が原因であることがほとんどだ。(3)の不衛生な環境・不十分な医療知識は何とかなるかもしれないが、(1)生態系の変化は気候変動や地球温暖化と連動している。(2)人間社会の変化 は、グローバル社会により経済発展を推し進めた結果であり、(1)と(2)は私たちが経済活動を縮小、又は止めてしまわないとなかなか解決しないのではないかと思う。果たして、私たちを含め、全世界の人々が100~200年前の生活が出来るだろうか?電気もなく、下水道も整っていない世界・・・・無理だろう。そして、経済発展を止めることは、どこの国もしないだろう。

ここで「アフターコロナ」について再度考えてみると、やはりコロナは一時的に収束しても、また新しい感染症が出現する可能性が高い。そして、日本は大大大災害大国なのだという事を忘れてはいけない。私たちはコロナを含め、いろいろな災害に対処し、対応して困難を乗り越えていけるだけの国づくりをしないといけない(政治家ではないが、漠然と危機感を感じるので・・・)。コロナになり、経済が落ち込んだが、立て直しに時間をかけてはいけない。ワクチン接種以上のスピードで立て直せるように支援をし、再度ちがう災害が起こっても、直ぐに立ち直れる仕組みを考えないといけない。

その答えは難しいが、私が考えた1つの案は、人材育成と産業構造改革だ。日本は農業発展の遅れがある。農業にAIなどのIT技術をもっと取り入れてもいいと思う。そして、全国にある耕作放棄地を何とか活用することだ。今後必ず来るであろう、食糧不足に備え、いまから農業の在り方を真剣に取り組まないと、日本は輸入にばかり頼れなくなった時に、路頭に迷う。

そして、IT人材の育成。IT分野で日本は欧米に後れを取っている。IT分野は20代で顕著な成長を見せる。若者の起業や、研究にもっと国を挙げて力を入れるべきだと思う。日本はここ10~20年の間に、トップの座からかけ離れてしまった。完全に脱落してしまったのだ。下の推移を見ていただいたらわかるだろうが、今はIT企業がトップを占めている。GAFAの台頭がすごい(゚д゚)!

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日本は長い間、事業転換が出来なかった結果であろう。イノベーションを生み出せなかったのだ。この結果から、日本が未だにバブル崩壊から立ち直れていない事がわかる。日本の社会構造がイノベーションを生み出せなくさせているばかりではなく、若者が活躍しにくい社会、すなわち社会全体(企業や社会構造)までもが「高齢化」しているのだ。

日本は真剣に変革を熟考し、実行しないと、このままでは成長しないどころか、貧民国へまっしぐらだ。

今回の選挙での1票を真剣に考えないと、このままでは日本はヤバいどころではない。今の政治家さんで、何人の人がこの国の未来に、真剣に取り組んでくれるのだろうか・・・疑問に感じるのは私だけ?

 

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